『隣の八重ちゃん』の後、『その口紅が憎い』は、CSで見ているので飛ばして、『ちんころ海女っこ』を見る。
昔、蒲田にあった蒲田名画座で見ているが、全く憶えていないので見ることにしたが、こんなにひどい映画だったのか、と唖然とした。
話は、伊豆七島のある島の海女の話で、意外にも松竹には海女シリーズがあり、泉京子主演で、結構ヒットしたらしい。
主演は中村晃子で、その姉はホキ・徳田、彼女は元は歌手だが、この時期は女優もやっていて、後にヘンリー・ミラーと結婚して渡米した。
いろんな話が交錯するが、むしろ主演は、海女芸者や温泉で金儲けをしようとして、いつも失敗する南道郎が非常に面白い。
監督の前田陽一はお気に入りだったらしく、『進めジャガーズ』でも元日本兵で怪演している。
終わった後、バスで渋谷に行き、ネットシネマ祭に行くが、会場のユーロスペースは、『この世の片隅で』の観客で賑わっていた。
ラピュタ阿佐ヶ谷