このブログで書いた青柳信雄監督の『サザエさん』について、友人の父親が脚本家だったので教えてくださいとの、コメントがあったので笠原氏について書く。
笠原氏は、戦前の日活多摩川時代から膨大な脚本を書いており、リストでは250本を越えている。
1960年代、各社の娯楽映画と言うと、大抵笠原氏だった。
弟子も多数いたらしく、笠原氏名義だが、実際は違う人が書いたものもあるらしい。
特別にすごい脚本はないと思うが、数十年間、日本映画各社で書き続けたのは大したものである。
ヤクザ映画の名脚本家笠原和夫氏とは、全くの別人である。