感想は、大笑いするとこころはないが、まあまあ面白かった。
バブル崩壊後の「失われた10年」を取り戻し景気回復を図るため、財務省高官の阿部寛は、電気会社研究員・薬師丸ひろ子が偶然発明した洗濯機型の「タイムマシン」に、薬師丸を乗せ、1990年3月の大蔵省の土地取引規制宣言をやめさせるべく図る。だが、薬師丸が行方不明になったので、娘広末涼子をさらに送り込む。
要は、バブル時代の狂騒を再現して面白がろうという趣向である。
今考えても確かに異常な時代だった。
私も、仕事で上野に行き、11時頃まで飲んでいたらタクシーが捕まらなくなり、そのまま1時すぎまでスナックで飲んでいたことがあった。
その間、ずっと店のマスターはタクシー会社に電話していた。勿論、会社のチケットで帰宅した。そんなことは当り前だった。
いずれにしても、当時と現在の差異性が笑いの元で、やたら大きな携帯電話、ボディコン・スーツは異様である。
だが、今の若い観客はそれが分かるのだろうか。
最後、阿部が内閣総理大臣になるが、これはおかしいのではないか。
初めが窓際的な官僚にすぎなかったのだから、いきなり出世しすぎである。
ここは、すぐに現在に戻るのではなく、一度未来に行き、総理大臣になることを見た後、現在に戻れば辻褄があったと思うが、いかがだろうか。
バブルが良かった懐かしいという気分は、若い人には不快ではないだろうか。
飯島愛と飯島直子がまだ無名の女で出てくるが、そんな程度だったのか。
昔の日本映画を見て気づくのは、登場人物がやたらにタバコを吸うことだが、ここでもバブル時代の人間はタバコを大いに吸っている。
この十数年で「禁煙思想」は大部普及したと言うことか。大変良いことだが。
脚本君塚良一、監督馬場康夫。
横浜ムービル。
コメント
ここまでヒマになるとは。
「人間関係力テスト」面白そうですね。
リアルタイムではできないので録画してやってみたいと思います。
点数低かったらへこむだろうなぁ~。
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学校が終わってここまでヒマになるとは思いませんでした。
ほぼニート。ってかニート。
連休明けは前か…