今週末までというので、横浜美術館に篠山紀信写真展に行く。
私は、美術が苦手なので、写真もよくわからないが、見て気になったのが小林旭、後藤久美子、白鳳だった。
理由は、それぞれちがい、小林旭は、旭がアキラを演じていること。
ゴクミは、公園の中に何人もいるゴクミが、西洋の少女、あえて言えば泰西名画の中の少女を見せていること。
白鳳は、まじめで温厚にみられている彼の中に異常な闘志と意思があることを表現していた。
小林旭は、まさに渡り鳥シリーズの滝進次の服を着て拳銃を構えている。まるで、「滝さん・・・」という浅丘ルリ子の声が聞こえてきそうだが、まさに旭はアキラを演じている。
ゴクミもそうだが、日本の女性の中には、西欧的な姿を見せていると、最後は西欧の男と一緒になる人がいる。フランス文学少女だったらしい岸恵子が、『忘れえぬ慕情』で知り合ったフランス人監督のイブ・シャンピと結婚したことがそうである。
後藤久美子も、国民的美少女から、西欧文化の国であるブラジルのカー・レーサーのセナと結婚してしまった。
白鳳は、朝青龍と対立していた頃は、まじめで温厚な人間を演じてきたが、以前から私はかなり疑問を持っていた。
若き頃の白鳳の稽古中の汗まみれのショットには、異常な闘志と負けず嫌いの性格が切り取られている。
いずれにしても、篠山の写真の力は大変なものである。
コメント
後藤久美子の結婚相手はセナではなくアレジではないかと思いますが。(セナは故人)
それと白鳳ではなく白鵬です。
ご指摘ありがとうございます。車には興味がないので、間違えました。
白鳳は、変換ミスでした。直しますのでどうぞよろしく。