チャック・ベリーが死んだが、 1982年8月の『真夏の夜のR&B』という横浜スタジアムでのライブで見たことがある。
メインはチャック・ベリーで、前座はサム&デイブ、さらにその前は忌野清志郎だった。
最後、チャック・ベリーが、ピアノ、ドラム、ベース・ギターを従えて現れた。
だが、ピアノの益田幹夫が、ジャズ風にアドリブを入れると、すぐにクビで退場。
さらにベース・ギターもいらないと帰らせた。結局、ステージ上は彼とドラムだけになった。
そして、ドラムはただリズムを叩くだけ。余計なことは一切いらない。
演奏は、彼が手で指示する。
まさに一人舞台だった。
ここではなかったが、他では彼の娘にドラムをやらせたこともあったようだ。要は、自分と家族以外はまったく信用していないのだ。
それは、仕方ないのだろう。何度も白人のマネージャー等に騙され、その争いから投獄されたこともあるのだから。
この来日時、写真を撮ると、ワンショットいくらと金を要求されたそうだ。だが、内田裕也は「やはり、チャック・ベリーは凄い」と感激したそうだ。
彼の功績については、私は専門家ではないので、よくわからないが、普通の若者の日常生活を題材としたのは、彼が最初なのだそうだ。
ロックンロールの王様の冥福を祈る。
コメント
コンサートのタイトルは「THE DAY OF R&B」。サム&デイブの片割れサム・ムーア、RCサクセション、チャック・ベリーの順でした。途中でステージを降ろされたピアニストは益田幹夫ではなく、後にRCのサポートメンバーになる厚見玲衣だったと思います。
ありがとうございます。記憶で書いたので、間違ってしまいました。ピアニストは、一緒に行った女の子が、益田さんよ、と言ったので、そう記憶していたものです。
(私の記憶ちがいでしたら、申し訳ありません)
いつでしたか、ディーブ・ブルーベックの
コンサートで、「ティク・ファイブ」を
聴かれたブログを拝見した時にも
羨ましいと感じましたが
チャック・ベリーのも行かれたのですか。
またまた羨ましいです。
それにしても、管理人さん、重箱の隅さんの
記憶力が抜群なおかげで、目に浮かび楽しめます。
映画「バック・・・・・」の、M・フォックスの演奏場面は、
このアーティストがヒントなのでしょうか?
映画や小説、レコード等はいつでも楽しめますが、演劇やコンサート等のライブは、その時だけなので、できるだけ行くようにしているのです。
なんでも面白そうな物は見るようにしています。