『ザ・ゴールデンカップス・ワンモア・タイム』

1960年代の人気グループの一つだった本牧出身のゴールデンカツプスの軌跡を関係者の証言で描くもの。
インタビューは概ね正確だと思うが、当時は横浜の方が東京より文化が上だったという驕りは不快。
それは、まさにアメリカ軍がいたという、付属的、受動的なもので横浜自身のものではないからだ。
1970年代以降、ベトナム戦争が終了するとそれは急速に失われていく。
だから今更、「横浜文化の独自性を」などといっても虚しいだけである。

ボーカルのデイブ・平尾の歌は、上手い下手はともかくとして、その歌い方が全く解放されないのが嫌だ。
わがご贔屓のヴァン・モリソンをまねしているらしいが。

併映の『スクラップ・ヘブン』は全くの愚作で、休み中の睡眠不足が充分に解消できた。
黄金町シネマ・ベティ

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