愛は消えても親切は残る

「愛が消えても親切は残る」は、言うまでもなくカート・ボネガットの小説『ジェイル・バード』の冒頭に書かれている。

私の妻は、若いころ職場の近くに作家の矢作俊彦が来たので、色紙を持って行きサインをもらった。
そこには、この文句が書かれていた。

私と婚約したとき、自室に掲げられていたこの文句を見て、「これはボネガットだ」と言うと妻はがっかりして、すぐに色紙を捨てた。

だが、実に良い文句である。

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