1970年の日活映画、「野良猫ロック」シリーズの第1作。ダイニチ映配体制になる直前で、ホリプロ制作、日活配給になっているが、この頃日活は本当に金がなかったらしい。
新宿西口と言うより、淀橋浄水場跡地に、藤竜也と梶芽衣子をリーダーとする男女の対立する暴走グループがある。
そこに、オードバイで和田あき子がやってきて、梶たちを助け、抗争の中で梶は死に、和田は新宿を去って行くという話。
最初、梶と和田が会うとき、和田を男と間違える場面があるが、本当に色気のない顔である。
ホリプロ制作なので、モップス、オックス、そしてアンドレ・カンドレこと井上陽水も出てくる。
新宿西口は、まだ出来たばかりで、京王プラザホテルがまだ建設中であり、地下街は出来ているが、ほとんどがまだ整備以前である。
時代の映像としても、かなり貴重である。