今日の朝刊には、スーパー、デパート、小売店など、消費が低迷していることが出ている。
この理由は、ただ経済の減速からだけではないだろう。
日本の社会全体の構造が変化してきたことが理由だと思う。
数ヶ月前に、仕事で横浜市金沢区の鉄道駅(京浜急行)の乗降客数を調べた。
すると、富岡、能見台、金沢文庫、金沢八景、六浦の5駅の内、乗降客が増えているのは金沢文庫と能見台のみで、他はすべて減っている。
富岡が減ったのは、新交通システムのシーサイドラインの開通によって従来並木地区の埋立地から富岡駅に行っていたバス便がなくなったため。
金沢八景は、周囲にあった日本製鋼等の企業がシーサイドの埋立地に移転し、また八景島シーパラダイスがオープンして観光客が一時的に増加したが、それが減少したものだろう。
と、それぞれ大体は分かるが、六浦駅の減少は、その原因が理解できなかった。
結論としては、この駅に来ていた周辺の団地等からのサラリーマンの通勤客の退職によって減少したのではないか、と言うことになった。
さらに、バブル崩壊からIT景気以後の日本の経済構造の変化で、どうように変わっているかは、次に書く。
コメント
Unknown
六浦駅から遠いマンションは軒並み入居者が減っているはずです。坂の上にあるマンションを出て、金沢文庫駅近くに最近立ったマンションに移転する例もあるようです。