世帯とは何か

麻生内閣が行うとされる「給付金」については、所得制限など様々な議論が起きているようだが、そもそも世帯毎に給付するという、この世帯自体にも実は問題がある。
普通は、世帯など普遍だと思われるだろうが、世帯にも「世帯分離」という方法があり、同一世帯でありながら、法的には二世帯、三世帯である場合がある。
これは、主に生活保護や高齢者の介護を受けた際に取られる手法である。

だから、今後の「給付金」の給付に際して、普通のサラリーマン世帯は、1世帯分しか給付されないが、生活保護を受給していたり、高齢者介護をしている世帯では、数世帯分の給付金を受けられる可能性がある。

これを「不平等と見るか、それも福祉の一環だから仕方がない」と見るかは人によって違うだろう。
だが、長い目で見れば、これは自民党と公明党の支持者の溝を深めるのではないか、と私は思う。

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