1 青葉区 30.9%
2 港北区 24.5
3 中区 21.9
4 神奈川区 21.2
5 都筑区 20.6
6 西区 17.8
7 保土ヶ谷区 16.9
8 鶴見区 16.7
9 泉区 15.1
10 戸塚区 14.2
11 港南区 13.2
12 金沢区 12.1
13 磯子区 11.3
14 緑区 11.1
15 南区 11.0
16 栄区 10.6
17 旭区 9.7
18 瀬谷区 9.5
これは、何の数字だろうか。
今年度の横浜市の公立小学校から、私立中学への進学率である。
青葉区では、なんと平均で30%を越えているのだから、学校によっては、恐らく半分を超えているようなところもあるのかもしれない。
まことに信じがたい数字だが、これは現実である。
これから見ても、横浜市は大きく二つのエリアに分かれていることが分かる。
青葉、都筑、港北等の北部(北部で唯一緑区は極めて保守的な地域だけを区画して区域としたので、ここは例外である)と、南、磯子、旭、瀬谷あたりから下の南部のエリアの二つである。
そして、北部は東京に田園都市線や東横線で一本で行けることから、両親の職場も東京であり(と言うより、東京で働いていた夫婦が自分の家を持つとき、通勤に便利な横浜市北部地域を選んだ)、子供も東京の私立に入れるように大変教育熱心で、若い家族が多く居住している。
そこでは、関係ないようだが、犬、ネコ等のペットの飼育も大変盛んであり、若い獣医師が多い。
それに対し、南部は、1970年代以降に横浜に移住した人たちが多く、その子供たちは成人して同居せず、すでに他のエリアに出て行ったので、その結果、高齢化率が急速に上昇した。かつて、横浜市で高齢化率が高かったのは、西区や南区だったが、近年では古い工場がマンションに変わり、若い世代が来て高齢化率は低下し、現在では栄区が市内で一番の高齢化率となっている。
そして、これは横浜市内のある傾向と同じなのだが。
コメント
Unknown
これまでの選挙であれば、おそらく自民党から立候補していたであろう略歴や考え方の人が、みんなの党から立候補している点も興味深いですね。
結果、横浜市会に関しては、自民党から出た新人候補は県内選出の国会議員の秘書か世襲かという感じになってしまいました。
多様な層から、それでも、ある種の保守の健全さみたいなものを共通して持った人たちが、まさに個人商店の集合体のように集まった。そんな自民党の良さが消えつつあると思います。
いまの自民党は、さしずめショッピングモールでしょうか。本部から送られてくる画一的な店舗(議員秘書上がり)、モールに古くから既得権益で入っている個人商店(世襲)。この二つで大半が構成されてしまう。
そして、こういう構成に安心感を持つ層が確実に存在しているから、きちんと一定数は議席が確保出来る。
古き良き商店街としての自民党はもうないのです。
個性的な個人商店が集まったネットも、ヨコハマ会も、商店街にまでは成長出来ずに、時代の流れとともに退潮していきました。
みんなの党は、商店街化するのか、ショッピングモール化するのか。果ては、時代の流れとともに、人気がなくなり、退潮するのか。
10年単位くらいで注視していきたいですね
金持ちが喧嘩を仕掛けている
そのとおりですね。
先日、ある人と話しましたが、「今の自民党には、かつてあった金持ち喧嘩せず」の鷹揚さがなくなったと。
そのとおりで、小泉純一郎以後、むしろ「金持ちが喧嘩を売っている」と言うのが、今に至る状況だと思う。
自民は議席を増やしたが、むしろ内実は空洞化している。
この影響はいずれ出てくるだろう。