扇田昭彦 死去

演劇評論家の扇田昭彦が亡くなられたそうだ、74歳とは若い。

                               

彼が1960年代後半から、朝日新聞の夕刊に書いていた演劇批評は、実に衝撃的なものだった。

大新聞で、唐十郎、寺山修司、鈴木忠治らの「アングラ・小劇場」演劇を積極的に取り上げたのは、彼が最初で、私たちも大きな影響を受けたものだ。

私は、定年退職後は、平日の昼間に芝居を見に行くことが多くなり、よく扇田さんの姿をお見かけしたものだが、確かに最近は見たことがなかった。

リンパ腫とのことで、ガンなので、仕方のないところだろう。

日本の演劇批評に業績を残された方のご冥福をお祈りしたい。

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