明治時代の外人落語家

夜、ある場所で飲んでいるとフジテレビで、外国人が落語を愛好し、演じていることを報じていた。

「ああ、何もご存じないのだな」と思う。

昨日書いたが、快楽亭ブラックという外人落語家が、明治時代にいたことを。

彼は、オーストラリアに生まれ、父が日本でジャーナリストだったことから来日し、いろいろ経緯はあったが講談の松林白圓の弟子になって正式な鑑札を取り、落語家として高座に立った。

例の「ガイズバーグ録音」にも彼の落語も吹き込まれているが、まあ落語というよりは漫談だが、なかなか面白く、当時の日本人には受けたと思う。

晩年はやや不遇だったようで、自殺未遂を起こしたりして、1923年に脳卒中で亡くなっている。

彼については、数冊の伝記があり、多分図書館にはあると思うので、興味のある方は是非お読みください。

             

今は、二代目がいるが、初代とは全く関係はない方だが、古い日本映画がお好きらしく、よく映画館で見かけることがある。

初代に負けることないように頑張ってほしいと思う。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする