田坂監督の説得力 2006/5/22 映画 『はだかっ子』を見て、実に淡々としているが、極めて説得力があるのに感心した。多分、それは「順撮り」だからだろう。 田坂具隆監督は、同じ日活の滝沢英輔らと同様に多分、撮影をシナリオ通り、順番に撮った方だと思う。 勿論、能率は悪いが、結果としては、「中抜き」撮影から見れば、大変説得力のある、見やすい作品になる。 恐らく、そうした撮り方が本当の撮影方法なのだろう。 マキノ正博らが得意にした「中抜き」は、本来邪道なのであるのは、言うまでもない。