『珠はくだけず』
初期のカラー映画、1955年の大映作品、原作は川口松太郎で、監督は田中重雄。 いきなり、明方の大雨の中、柔道場で激しく戦っている菅原謙二と根...
初期のカラー映画、1955年の大映作品、原作は川口松太郎で、監督は田中重雄。 いきなり、明方の大雨の中、柔道場で激しく戦っている菅原謙二と根...
新国立劇場の『テンペスト』を見ての感想は、ただ一言、省エネの、不精芝居につきる。 なぜなら、シェークスピア劇に、マイクを使っているからである...
映画『裸足の青春』の原作は、火野葦平だが、脚本は手堅い作風の井手雅人であり、これを見ると、『潮騒』の三島由紀夫の特徴もよく分かった。 ...
1956年、東宝で作られた宝田明、青山京子主演の青春映画、と言うよりも、明らかに2年前に製作されて話題になった、三島由紀夫原作の『潮騒』の二...
NHKテレビの『ザ・ロング・グツド・バイ』が終わった。 最近のテレビドラマでは、大変きちんと作られていたものだったと思う。 レイモンド・チ...
この映画は、実は約30年前に、このフィルムセンターの東映特集で見ているのだが、その時はあまり意味が良く分からなかった。 今回見て、脚本の沢村...
1969年、日活で作られた青江三奈のヒット曲だが、製作の児井英生の本によればレコードが発売される前に彼が企画し、ほぼ公開と同時にヒットされた...
またしても泉鏡花原作の明治時代の話。 柳橋の料亭の娘入江たか子は、日本画家高田稔に白鷺と言われる美女だったが、高田は死に、その高弟黒川弥太郎...
フィルムセンターで、大映版の『滝の白糸』を見る。 溝口健二の名作ではなく、1956年の島耕二監督、若尾文子、菅原謙二主演のカラー作品である。...
昨日のイベントで、海外にいた人から「日本の詩と言えば俳句と思われている」との話があった。 俳句と映画は、非常に関係が深く、日本映画...