角ゆり子だった 『日本沈没』

1973年正月映画として公開されたヒット映画の『日本沈没』。
この頃は、就職した当初で映画館に足が遠のいていたので、今まで見たことがなかった。
映画としては、日本人の海外脱出計画を説く総理大臣丹波哲郎と、対する田所博士小林桂樹も自説で応える「演説映画」。
二人の応酬が最高に面白く、笑ってしまう。
脚本の橋本忍の演説映画としては、この他に池田大作を描いた『人間革命』『続・人間革命』があり、これは見ていて大変面白い。

中で、謎の老人辰己柳太郎の娘にひどく可愛い子が出てくる。
「一体誰だ!」と思わず資料を見てしまう。
角ゆり子だった。
モデルから女優になり、東宝の青春映画に主演したとてもきれいな女優だったが、すぐにやめた。

ところが、何故か1991年に日活ロマンポルノ10周年記念作品、神代辰己監督、内田裕也主演の『嗚呼、女たち猥歌』に出た。
内田の内妻のトルコ嬢という役で、びっくりしたが、意外にも普通に演じていた。
だが、これも合わなかったのか、この作品1本で終わり、その後芸能界を離れたとのこと。
なかなか忘れがたい女優だった。

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