『二人だけの銀座』

山内賢が死んで、二言目にはヒット曲の『二人の銀座』だが、もう一つテレビ・ドラマで『二人だけの銀座』もあった。
TBSの刑事ドラマ、『七人の刑事』の中の一話で、脚本佐々木守、演出今野勉、フィルムで撮影されたので、現在も残っている数少ない『七人の刑事』の1本だそうだ。

話は、房総半島の若いカップルを東京の不良少年たちが襲い、少女を東京に拉致してしまう。
少年は、少女を探して東京を歩き回り、銀座で少女を見つけるが、彼女は不良たちのものになっている。
そのとき、少年は銀座で、まったく関係のない大人をナイフで刺す、と言ったものだと思う。
都市と地方の対立、男と女の差異をテーマとしたもので、かなり面白かった記憶がある。

さて、山内賢、和泉雅子の映画『二人の銀座』だが、若者バンドが偶然入手した曲で大ヒットを得る。
だが、彼らは罪悪意識にかられて本当の作者を探す。
作者は、挫折したジャズ作曲家の新田昌玄で、彼は、「あれは俺のものじゃない君たちのものだ」と若者に曲をプレゼントする、と言うものだったような気がする。
これもあまりよく憶えていないが、カラーではなくモノクロの地味な作品だった。

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コメント

  1. なご壱 より:

    Unknown
    確か主人公の若者は、寺田農だったと思います。
    4年前に汐留の電通のアド・ミュージアム東京で全編観ました。60年代の銀座の街や地下鉄のコンコースが出てきて懐かしかったです。

  2. さすらい日乗 より:

    女性は誰だったでしょうか
    男は、寺田農だったのですか。
    相手の女性は誰だったでしょうか。
    かなり田舎風な女の子だったように記憶していますが。

  3. なご壱 より:

    Unknown
    残念ながら相手の女性役は、わかりませんでした。2008年8月30日の日記を見ると
    「七人の刑事・二人だけの銀座 1967年。
    1966年暮れの銀座でのロケ。当時の銀座が映し出される。田屋とモトキ、松屋の屋上など。丸ノ内線のコンコース。寺田農が良かった。」とだけ書かれていました。
    その日は、アド・ミュージアムで「テレビの黄金時代 昭和30年代番組上映会」が開かれていました。その他月光仮面、ダイヤル110番、白馬童子などを観ました。

  4. さすらい日乗 より:

    誰かな
    多分、それほど有名な女優ではなかったでしょう。
    いずれ情報文化センター等で調べてみます。

  5. さすらい日乗 より:

    わかりました
    あるサイトに書いてありました。
    吉田日出子でした。
    当時から、あまりぱっとしない感じに演じていたので、記憶に残らなかったのでしょう。
    イモ臭いのも相当に演技だと思いますがね。