「エデル・ジョレフ殿!」

世界のボクシング・チャンピオンの中で、歴史的な大選手と言われる一人が、ブラジルの「黄金のバンタム」エデル・ジョフレである。

誰の対戦の時だったか忘れたが、あるとき圧倒的な強さで日本人をKOして勝った。
ところが、当時のコミッショナー真鍋氏八千代氏は、「ジョフレ」と言うのを「ジョレフ」と言ってしまった。
「エデル・ジョレフ殿!」
わざわざブラジルから来日し、名前を間違えられては彼も堪らなかったに違いない。

彼は、日本では最後にファイティング原田との世界戦をやった。
予想は圧倒的にジョフレ有利だったが、僅差の判定で原田が勝った。
その後、原田はジョフレと再戦し、今度は大差の判定で勝った。

以前、原田がブラジルに行き、ジョフレと再会する番組をやっていたが、とても仲の良い間柄なのだそうだ。
現役時代、原田のラッシュ・スタイルは大嫌いだったが、現在は日本ボクシング協会会長として、活躍されているのは大変立派である。

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