DNAは逆選択

先日書いた児島味散は、言うまでもなく宝田明と児島明子との間の子だったが、特に美人だったと言う記憶がない。
あるいは、尾上菊五郎と富司純子との間の子、菊之助はともかくとして、寺島しのぶは女優としては大変素晴しいが、失礼だが決して美人とは言えない。
また、松本幸四郎の子では、松たか子はきれいだが、その姉の松本紀保は、極めて輝きのない地味な女優である。
つまり、美男・美女からは、美男・美女が生まれることは、必ずしも多くはないのだ。
これは、遺伝子DNAは、逆選択であることによる。

DNAは、両性の遺伝子を混ぜてしまい、前世代と異なる形質を作ることが、その一番の特徴である。
RNA生物が、遺伝子が変わらず、突然変異以外には子の世代の形質が変わらないのと大きな違いである。
これは、何代も同じ形質が続くと周囲の環境が変化したときには、その種が全滅してしまうからだと言われている。例えば、暑さに弱い生物がいて、それがずっと続くと現在のような地球温暖化ではいつか絶滅に至ってしまう。
それに対し、なるべく前世代とは異なる形質を持つ次世代も作っておき、多様な形質の次世代を作っておくことが、その種の生き残りに一番良い方法なのである。
だが、美人・不美人は、上辺だけのことで、他の形質は良い素質を継承しているはずなのだ。

例えば、野村克也とサッチーは、どちらも人間的には問題があり。息子の野村克則は、プロ野球選手としては全く駄目だった。
だが、彼は人間的には大変素晴しく、楽天では新人投手の養成係なのだそうだ。
つまり、ある部分は駄目でも、別なところでは前世代よりも良い形質になっている。
実に上手く出来ているものだ。

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コメント

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