『リトルトウキョー殺人課』

ロスアンジェルスの日本人街、リトルトーキョーを管轄する日系人刑事ケニー(ドルフ・ラングレン)の大活躍を描く1991年のアクション映画。一応ワーナーブラザース系で公開されたようだ。

ドルフ・ラングレンは、非常に大柄でかなりの迫力。日本で育ったことになっていて、時々日本語を話すが、かなり怪しい。彼は父親をヤクザに殺されていて、その復讐でロスのヤクザを憎んでいて殲滅しようとしている。

ヤクザの組は「鉄の爪」で、ボスのヨシダは、タガワ・ヒロユキと言うようだが、佐藤慶のような風貌で迫力がある。

彼も、その部下もみな刺青をしていて、風呂場でのアクションでは、全員がフンドシ姿で刺青を見せる。この辺は、アメリカのゲイピープルへのサービスだろう。

日系人が屯するクラブが、「盆栽クラブ」で、女体盛りの寿司があり、裸の白人女性の相撲が行われているなど、滅茶滅茶であるが、このあたりの「国際誤解」は大変に興味深い。

このケニーのところに若手刑事として配属されてくるのが、ブルース・リーの子のブランドン・リーだが、彼は大して活躍せずに終わる。

最後は、祭りのパレードでのアクションで、花車などが出て派手な仕掛けがさく裂する。

ともかく、アメリカ人の日本理解は、この程度かとよくわかる映画で、恐らくドナルド・トランプの日本理解は、この程度だと想像できる映画である。

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コメント

  1. 写真のケイリー=ヒロユキ・タガワは、元ジャズ・シンガーの旗照夫の甥だそうだ。確かに似ていますね。