指定市の県議会議員はどうすべきか

統一地方選の前半戦が終わった。
横浜では、県知事、県議会議員、横浜市会議員の選挙が行われた。
そして、いつも問題になるのが、横浜などの指定市選出の県議会議員の存在である。
かつて、横浜市の「県議会議員の仕事は、交通事故のもら下げしかない」と言われていた。
それも、今や情報公開等がうるさくなったので、議員といえども警察に顔を利かすことはでず、いよいよ市選出の県議会議員の仕事はなくなっている。
昔、緑区にいたとき、県議会議員で三好さんという方がいた。定数は2で、自民、社会(民主)の指定席だった。
この人は、だいたい午前中に緑区役所にきて、各課をまわって仕事をこなし、最後は総務課に来る。
そして、県議会に電話し、「午後から行くから」と言って神奈川県庁に行く。
このように、緑区の三好県議を、私たちは「5番目の市会議員」と呼んでいた(市会議員の定数は4人)

要は、指定市選出の県議会議員には、横浜市の仕事をやるほかにすることがないのである。
だから、今回横浜市では、県議会議員から市会議員に代わった方がおられた。
それは、県議会議員には固有の仕事がないということを示している。

そこで、どうしたらよいのだろうか。私は、市の行政区毎の選挙区をやめて、横浜市で一つの選挙区にすればよいと思う。
一つが大きければ、東西南北等4つくらいの選挙区にすれば良いと思う。
そうすれば、大選挙区制なので、若者、女性等の新人も出やすくなり、県に対する大きな観点からの提案等もできると思う。
もちろん、法改正が必要なので、簡単にはできることではないが。

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