この二人に共通するものは何か。共に脳梗塞で倒れ、現在も闘病・リハビリ中なのである。
毎週読売新聞の日曜日に、以前は真屋の夫・高津住男のが、現在は根上の妻・ペギー葉山の手記が連載されている。
根上は、糖尿病からの脳梗塞で6年前に倒れ、かなり痴呆(現在は認知症というのだが)も進行しているらしい。
根上の映画では増村保造監督の『妻は告白する』での若尾文子の弁護士、森一生監督の大映のオールスター映画『次郎長富士』での盲目の剣士が印象的だった。盲目だがものすごく強いというのは、言うまでもなく『大菩薩峠』の机龍之介だが、座頭市のヒントでもあるような気がしたね。
真屋は、くも膜下で倒れ、右半身が不自由な状態らしい。
二人とも配偶者が必死の介護をしているようだ。
いずれにしても、脳梗塞では最近は死ぬことはないようである。
脳梗塞というと皆、小渕恵三元首相のことを思い出しとても怖い病気のように思うが、死亡率は低く、むしろ問題はマヒ等の後遺症である。