昼前に大田区池上で野暮用をすませた後、時間があったので三軒茶屋で『いま、会いにゆきます』と『世界の中心で愛を叫ぶ』の豪華二本立てを見る。その後、新国立劇場に移動して勅使川原三郎の『KAZAHANA』を見た。
映画二本は、どうということもない作品だが、若者は泣いている。涙腺が壊れているのではないか。難病ものと生き返りもので、どれも古くからある映画だ。
勅使川原は、なんと彼は踊らず振付のみで、「金を返せ」と叫びたくなるしろものだった。
今日はあまり成果のない一日だったが、まあこんなものだろう。
『世界の中心で愛を叫ぶ』の途中で入館したが、『いま、会いにゆきます』では満員だったのが、終わると若い女性が皆出てしまいガラガラになる。
上映時間帯のせいかもしれないが、竹内結子はそんなに人気があるのか。私は、あの顔が嘘臭くて嫌いだが。
だが、竹内の微笑みだけで二時間持たせるのは少々無理がある。話は昔の『ゴースト・ニューヨークの幻』で、特に面白いものではないのだから。