明後日から始まる「第5回新人監督映画祭」のコンペティション作品の審査のために秋葉原のUDXビルに行く。
駅北口で、ここは元は青果市場と国鉄の貨物駅があったところで、普通は行けないところだった。
中学時代は、私もラジオ少年だったので、秋葉原にはよく行ったが、南側のラジオ・デパートなどがあるエリアで、こちらに来るのは初めてだった。
大変に立派なビルで、屋外のエスカレーターに乗ると、降りたところは6階で、会場は4階なので降りないといけないが、そのエスカレーターが分からずウロウロしていると、親切な若者が「こちらですよ」と案内してくれる。
審査会では、今回から始まった「マイクロ・ムービー」という高校生による、90秒以内の作品から始めるが、「帯に短し襷に長し」で結論が出ず、最後まわす。
短編、中編、長編と審査し、さらにマイクロ・ムービーのそれぞれの部門で、グランプリ、準グランプリ(マイクロはグランプリのみ)を決めた時には9時を過ぎていた。
審査員の一人で、プロデューサーとして長く篠田正浩監督の作品を制作されてきた鯉渕さんのお話では、
「機材が非常に進歩して、誰でも自由に映画が撮れるようになったこと。今、日本中では、大変に多くの映画祭が開催されている」とのことだった。
また、昨年大ヒットした映画『カメラを止めるな』の東宝系での公開の経緯についてもお聞きする。
新人監督映画祭は、「普通の人でも楽しめるインデーズ映画祭」で、極めてユニークな映画祭だと思う。