アメリカの大統領選で、もう負けているのに、不正投票訴訟を起こすなど、ほとんどその真性の下劣さだけが目立つトランプだが、たった一つだけ良いところがある。
それは、演説がきわめて分かりやすいことで、使う言語も、「ベリー、ベリー」など非常に簡単で分かりやすい。
私も、横浜市港湾局のポートセールスでニューヨークに行ったとき、ホテルで横浜港のプレゼンテーションの会を開いた。
そのとき、会場のテーブル等の配置に異論があったので、ボーイに話しかけた。もちろん、英語である。
すると彼は、だめと手で示した。
たぶん、スペイン語しかできない職員だったと思う。
ニューヨークは、プエルトリコやハイチ出身の人が多く、彼らはスペイン語で、英語は苦手なのだ。
そのホテルは、かつて昭和天皇も泊まったホールドルフアストリアである。だが、そこでも英語のできない人間がいたのだ。
それは、今もそうは変わらないに違いない。
その点では、非常に簡単な英語で、単純なメッセージを送るのは、容易に理解されものだろう。
2016年の時のヒラリー・クリントンの英語は、難しかったと思う。
その点、今回のバイデンは、比較的やさしい言い回しで演説しているようだ。
そのうち、バイデンの当選が決まるだろう。