年末から、ずっとユーチューブを見ていて、お気に入りは「デモクラシータイムス」だが、他は映画、そしてこのところ気に入っているのが、「廃線」である。
結構、多くの種類があるが、あらためて思うのは、明治以来の日本のほとんどの鉄道は人間ではなく貨物輸送のためだったことだ。
石炭、砂利、木材などの輸送が鉄道の主目的だった。
そして、その多くが廃線になっていて、その跡を歩く映像がある。
多くは、道路、遊歩道になっているが、中には普通の住宅地になっているのもある。
それを見ると、「その線の財産担当者は大変だったのだろうな」と思う。
私も、港湾局で2年間財産担当係長をやったことがある。
いろいろなことがあり、一番大きな案件は、本牧、大黒ふ頭内を通る首都高と国道357号線への港湾局所有の土地の財産処理で、結局交渉の末に、全部有償で売却することができた。最終的には、100億円くらいになったはずで、一応横浜市への最大の貢献だったと思っている。
だが、その他、小さな案件もあり、前に『横浜ヤンキー』のドナルド・ヘルムさんとの本牧の用地処理に典型の「端切れ地」の処理だった。
これは、本牧の埋立ての時、港湾用地の他、公園や道路その他にしたのだが、最後まで処理できなかった「端切れ地」の管理だった。
実際は、数平米程度の土地で、隣接した家屋の駐車場などにされているものが多く、大変に問題のある案件だった。
実は、私はこうした土地の処理はできず、結局次の係長に引き継いだのだ。
その後は、どうなったのかは知らないが、こうした物は、自分たちで利用する計画がないのなら、結局は関係者に売却するしかないのではないかと思うのだ。