年末、正月で一番バカバカしかった事柄は、2000年正月の「2000年問題」だろう。
すでにみな忘れているだろうが、「2000年になると、コンピューターの誤作動が起き、大混乱になる」と騒がれていた。
私の小さな娘などは、「2000年正月に地球が滅亡するのでは」と信じていたくらいだ。
この頃は、「地域振興券」の配布など、誠にバカバカしい事業が国の主導によって行われた。
公明党が与党に入ったことへの見返りだった。
私は、200年1月は、某区役所で課長をやっていたので、正月の1月1日に区役所に行くことになった。横浜市は、高秀市長が、当時の石原信雄官房副長官から聞いて、大変だと「すべての部署で万全の体制を取れ」となった。
1月1日の昼前に区役所に行くと、12月31日の年越しを区役所ですごした係長たちがいて、すぐに彼らを慰労しつつ飲み会になった。
そして、夕方には家に戻った。
勿論、なにも起きなかった。
当然であるが、実にバカバカしい正月だった。
だが、あれで儲けた人間や会社もあったのだろうか。