タウン紙の力

20日に、ここでもお知らせした「栄にあった大学・鎌倉アカデミア」を開催したところ、40人近くの方がご参加いただき、大変盛況だった。

中には、鎌倉アカデミアを卒業され、東宝の俳優として多数の作品に出られた加藤茂雄さんがおられた。
加藤さんのお話では、1950、60年代頃、東宝の大部屋には150人くらいの役者がいたそうだ。その中で、今一番有名になったのは、児玉清である。
だが、1970年代初頭の東宝の制作部門の整理・縮小でクビになったそうだ。
加藤さんも東宝をやめた後は、フリーで増村保造監督作品の『大地の子守歌』、『曽根崎心中』等にも出たそうだ。

そして、終了後、アンケートを見て驚いたのは、「何でこの企画を知った」で、一番多かったのが、横浜の地元のフリー・ペーパーのタウン紙「『タウン・ニュース』で見た」との回答だった。
タウン・ニュースは、町田市と横浜市の各区毎に編集、配布されている。
そして、私も毎週家に入れられる南区版のタウン・ニュースを見ている。
現在、新聞の衰退が言われるが、このようにフリー・ペーパーのタウン紙が拡大しているのだろう。
時代の変化を知る一日だった。

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