アメリカの元国務長官マクナマラ氏のインタビュー映画『フォッグ・オブ・ウォー』を見る。
マクナマラは、ハーバード大学を出て陸軍に入り、対日爆撃戦略等を研究する。
そこには、東京大空襲で悪名高きカーティス・ルメイ少将もいた。
戦後、ケネディ政権で請われて国防長官になる。
このときのキューバ危機でも、ルメイは先制攻撃を主張する。
ジョンソン政権でも、マクナマラはベトナム戦争を指揮するが、負ける。
その後は、世界銀行総裁を務め、昨年93歳で亡くなる。
驚いたのは、ジョンソン大統領とマクナマラとの会話や、ベトナム戦争中の指揮官間とのやり取りがすべて録音されていて、映画で使用されていることだ。
情報の記録と公開がきちんとしているアメリカはやはりすごい国だ。
ここは学ぶべきところである。
NHKBS