「私は、やまとなでしこですから、パンツやズロースなんて履いていないんですから、運転には気をつけてくださいよ!」
昭和24年の今井正監督の名作『青い山脈』で、芸者の木暮三千代が、医者竜崎一郎の自転車に乗せてもらうときに言う台詞である。
自転車が転がったら、着物の裾が肌蹴て腿が露わになることを心配したものだが、太腿どころかTバックもろも見え時代では、一体どこが恥ずかしいのだと思うだろう。
今、話題の「なでしこジャパン」の連中は、やまとなでしこだが、勿論パンツは履いていただろう。
これが、時代の推移と言うことか。