党首討論

夜、ネットで党首討論を見た。

内容は、各党首が自分の意見を述べるもので、特に新たに討論が深まるということはなかった。

10党もが出てくれば、当然で、アメリカの大統領選挙のように2人でやれば、違うだろうが。

だが、見ていて面白く思ったのは、映像というのは、その人間の姿をよく見せてしまうことだった。

一番目立ったのは、安倍晋三が実戦に弱いということで、少し厄介な問題になると、「それは複雑な問題なので、ここでは話せないので、公約を見てください」と言う。

これでは、一体何のために討論や演説があるのか分からない。

野球で言えば、試合で打たれた投手が、ブルペンではいい球を投げていたのだが、と言い訳しているようなものである。

ワンフレーズの小泉純一郎の近くにいて、何も学んでこなかったのだろうか。

最もユニークだったのは、鈴木宗男で、原発の解決策で、シベリアの天然ガス開発と石油輸入でというもので、我田引水んだが、一応傾聴に値するだろう。

田中康夫新党日本も変わった発想で野田首相を攻めていたが、やや嫌味な言い方が気になった、言っていること自体は正しいようだが。

田中康夫といい、石原慎太郎といい、一橋大の連中は嫌味なところが共通しているのだろうか。

意外に正論だったのは、嘉田由紀子で、結構国政を考えているんだなと見直した。

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コメント

  1. uhgoand より:

    長州は怜悧
    安倍が実戦に弱いのは当然で今まで何かをした分けではない
    彼はイメージの人間で直接人々の中に入って語り行動することができない
    親父はそれをしてきているが――
    同じ郷土の人間としてその気質はよーく分かる
    「怜悧」とは何か・・・賢い・頭がいいだけど何処か冷たい醒めたところがあるあるいは他人事の如く

    いま日本は存亡の秋を迎えている
    『その国を興隆に導いた要因が裏目にでるとそれがそのままその国を滅ぼす要因となる』と誰かが言つていたが将に今がそのときと云える

    日本の場合はそれが『○』であると指摘され
    『○』とは何かここでは言はないが『○』には恐ろしい一面があるやうだ
    これが日本教の積年の病であらう・・・

  2. さすらい日乗 より:

    総理が何もしていないのですか
    安倍晋三は、内閣総理大臣になっているのに、「何かをした訳ではない」と言うのは変ではないでしょうか。

    それはともかく、何々人だからと言うのはそうでしょうか。
    共産党の宮本顕治も山口県の生まれだったと思いますが。
    生まれだけなら、菅直人もそうですが。

    日本の積年の病いってなんでしょうか、思わせぶりは意味ないね。

  3. uhgoand より:

    備州の人
    名は得たが実がないことを陳べたまで
    それは「美しい国」や「新しい国」のやうな実のないイメージをふりまくことに現れている
    『・・・・・・しかも名は卒に実を傷る能わず』と謂われる

    菅は父親の赴任先宇部で生まれ高校中途まで一時過ごしたに過ぎずいわゆる長州人ではない
    系譜で謂えば備州の人
    風貌物腰言動をみても長州人のそれとは随分ちがう

    先人の野坂参三も出自は長州
    が共産党の出自は何処までどうなのか胡乱
    ただ宮本顕治の風貌や硬直した物言いは我が父や祖父曽祖父あるいは同時代の長州男たちと共通するものを感じさせた

    それは『和』であらうと或る人がいつていた
    島国からグローバル世になりそれが逆にはたらくと――