うなぎは深海魚だった

先日、偶然テレビを見ていたら、うなぎの回遊について放送されていて、うなぎは産卵をマリアナ海あたりで行うが、その理由は、もともとうなぎは深海魚で、マリアナ海溝のあたりで発生したからだそうだ。

個体発生は、系統発生を繰り返すと言うのは、有名な法則で、そのために産卵の時期になると、うなぎは日本から遠く回遊してマリアナ海までに行くのだそうだ。

その後、西に行き、フィリピン近海で黒潮になって日本の沿岸に来て、その後河川を遡上する。

それも、うなぎが深海から次第に栄養の豊かな黒潮、さらに吃水エリア、そして河川へと生息地域を拡大し進化してきたことを繰り返すからなのだそうだ。

この反対が、鮭で、鮭は産卵する時は、川に来る。

これは、昔々、日本海がまだ湖だったとき、鮭の先祖であるマスがいた。

ところが、地殻の変動で、日本海は湖から海になり、そこで淡水から海水になり、それに適応する形で、マスが鮭に変化した。

そして、鮭は世界中に広がったのだそうだ。

だが、鮭もその系統発生を繰り返すので、日本海が湖であった淡水の川に遡上して産卵をするのだそうだ。

生物の生態は非常に面白いが、人間でもあるのだろうか。

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