先週、用があって横浜市営地下鉄・ブルーラインの仲町台駅に行った。
センター北、南駅とは異なり、落ち着いた地域で、様々な施設も多く、とても感じの良いところである。
だが、この「仲町台駅」は、当初は地域名からとった「大熊駅」だった。
だが、大熊では「まるで熊が出て来るような田舎と思われる」と地元の反対があり、字名で仲町というのがあったので、仲町台にしたのだそうだ。
地元で町内会長をやっていた方から聞いた話である。
鉄道の駅名については様々な騒動がある。
横浜でも、伊勢佐木長者町駅は、場所から見て本来長者町駅で、交通局はそう決めていて、公表していた。
ところが、伊勢佐木町側が、「地下鉄に全国に有名な伊勢佐木町の名がないのはおかしい」として、猛烈に反対し、大量の署名を集めて運動した。
その結果、交通局も困って、両方を折衷した、伊勢佐木長者町駅となった。
また、みなとみらい線の元町中華街駅も、事情はよく知らないが、多分同様のことがあったのだろうと思う。
第三者にはどうでも良いことだが、当事者には重大なことなのだろう。
まことに、言霊の国というべきだろうか。