昨年の12月に続き、川崎にタイタン・ライブの映画館での中継を見に行く。
言うまでもなく、爆笑問題の事務所のライブだが、タイタンの芸人では長井秀和の創価学会もの以外に笑えるものがないのが辛い。
宮地大介は、ヤクザものがラジオの人生相談に出たらというのをやるが、凍りつくのみ。
この日は、他の事務所の、私でも知っているパックンマックンやサンドイッチマンなども出たが、一番面白かったのはロバートだった。
この3人組は、一人は都会から農村柳町に来た男で、他の二人は地元の男たちという設定。
都会から来た男が何か質問すると、他の二人が「それはなんとか柳節」と言って、訳の分からないい歌を歌い、踊り、少しも話や質問が進まないというもの。
この「なんとか柳節」と言うのが非常に面白く、途中で3人は次第に興が乗り、即興のやり取りが生まれているように見えた。
こういう瞬間に出会えたときは、お笑いのライブを見ての一番幸福な時だろうと思う。
最後の爆笑問題は流石だが、矢口真理ネタが出てくるのは仕方のないことで、それが時事問題をネタにする漫才の本質だからである。
川崎シネマズTOHO