原発展示館は、映画業界の金づるだった

朝日新聞に全国の発電所のPR施設のことが載っていたが、かつて全国の原子力発電所の展示館は非常に立派な施設だった。

私の高校の後輩で、映像作家になった益田君がいるが、彼は中部電力の浜岡原発の展示館の映像を作ったそうで、当時の最高のCG等をふんだんに使ったそうだ。
映像の発注元は、ゴジラでも有名な東宝映像で、展示施設は乃村工藝社のもので、全体の企画・製作は電通だったそうだ。

このように電力業界は、映像業界にとって非常に有力な発注元だった。
また、同様に日本の映像業界の有力な発注先だったものの一つに都道府県があり、主に関西だが、同和問題啓発映画を多数作っていた。
受けるのは、京都に撮影所がある東映と旧大映だったことは、これも当然と言うべきだろうか。

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