カレンダー少年

本屋に行くと、来年のカレンダーが出ている。
だが、私の知り合いに、カレンダー少年がいる。
彼に、「何年の何月、何日は何曜日」と聞くと「何曜日」と即座に答えてくれるのである。
今は、ネットで調べようとすればもちろんできるが、彼は小学校高学年の時にできるようになったのである。
なぜでいるようになったかは、以下のような経緯だった。

彼は、カレンダーが大好きな少年で、いらなくなった去年のカレンダーを喜んで貰っていた。
そして、日々カレンダーを見ている内に、ある法則を見つけたらしい。
曜日は、一年で同じのが幾月かある。
また、閏年などを除けば、曜日は毎年規則的に変わっていく。
それで、瞬時にカレンダー、曜日が分かるらしい。
一体、なんの意味があるかといえば、もちろんなんの意味もない。
だが、それで良いと思うのである。
その少年も、今はもう50代のはずだが。

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