若者の「だらしな歩き」について

高校生などの若者が、わざと靴の踵をつぶし、まるでサンダルのように引きずり、腰を落として歩くのを見る。以前、新聞にも「見苦しい」と投書されていた。私は、これは結局、彼らがアジアの農民の子であることを明確に表現しているのだと思う。
あれは、多分彼らが一番馬鹿にする「百姓」の田んぼでの歩き方なのだ。
カッコいいと思ってやっていることが、実は完全な祖先帰りなのである。
鈴木忠志ではないが、人間の体の記憶というものは実に恐ろしい。

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