『Always 3丁目の夕日』は「小泉劇場」の裏返し。

大ヒットしているが、これは「小泉劇場」の裏返しである。
この間の小泉政権は、「勝組」「ヒルズ族」政治で、儲けることが総ての方向に世の中が進んでいるように見えた。
だが、多くの人間はそれに反発まではいかないが、ある種の違和感を抱いていると思う。
それを絵にしたのが、この映画である。
出来の悪い『男はつらいよ』でもあるが、この昭和33年の世界は、恐らく今の中年以上の日本人の原型である。
そういえば、この映画の舞台は、東京港区の多分三田あたりで、都心の裏町であり、現在は全日空ホテルのある森ビルや六本木ヒルズ等の近くである。
それにしても、小雪は大根だね、演出の問題もあるが。

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