獣医師とは

加計学園問題で、話題の獣医師だが、獣医には、本来の獣医と小動物の獣医師があると言われる。

もともと、獣医師というのは、軍馬や農耕用の牛馬のための医師だった。

軍馬は、自動車ができるまでの最大の戦闘部隊の足で、ジンギスカンから西部劇の騎兵隊に至るまで、非常に重要な戦力だった。

また、農耕用の牛馬も重要な存在で、私の母は鶴見区の農家の生まれだったが、子供の頃、稲の田植えの前の代掻きには牛を必ず使っていたと言っていた。

この農耕用の牛馬の使い手には、宮本常一の『土佐源氏』にも出てくる馬喰がいて、彼らが牛馬の利用と流通に大きな役割を果たしてきた。だが、今時牛馬を農耕に使うような農家はほとんどないに違いない。

私も横浜の某区で、衛生課長をしたことがあり、区の獣医師会の会合に出たこともある。

横浜では、北部の郊外区では、動物病院の新規開業が盛んだが、言うまでもなく、これは犬、猫ための小動物の獣医師である。

このように従来の獣医師とは異なる状況が起きていて、農耕馬の需要も減ってるだろう愛媛県に獣医学部を無理やり新設するというのは、やはり無理があるように思える。

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