昨日の午前中は、横浜ニュースパーク(日本新聞博物館)で7月1日から、10月1日まで開催される「早田雄二写真展 激動昭和の時代を駆け抜けた銀幕のスターたち」のオープニングがあったので行く。
私も名前はよく聞いていたが、実際に早田氏の写真を見ると、やはりすごい。
そのすごさは、多様なタイプの写真を撮っていることで、普通のブロマイドのようなポートレートの他、映画の一シーンのような劇的なショット、また「この人がこんなのを撮っていたの」と思うような意外な作品もある。
その典型が女優の新珠三千代で、非常に妖艶な姿を見せているのだ。
映画『人間の条件』の美千子役を典型に、普通の女性を演じることが多かった彼女だが、
本心では「私もこういう妖艶な女性を演じられるのよ」と思っていたのかもしれないと思った。
ともかく、今やテレビのバラエティーで、スターの私生活がすべて暴露され、スターの神秘性や輝きが喪失しつつある今日、スターは遠くで輝くものであり、神秘的な存在だったことがよく分かる写真展である。
7月15日には、私も出る「シンポジウム」さらに、8月19日には横浜を舞台にした映画についてのトークイベント「横浜で輝いたスターたち」も行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。