今週の土曜日、11月11日から、ユナイテッドシネマ豊洲で、第4回新人監督映画祭が開催されます。
その中のイベントとして、私は『映画は都市の写真帳』を12日にします。
これは、映画が、作家たちの意図とは別に、都市の歴史を写し、保存する役割を演じていることを検証するものです。
8月に横浜で行われた「早田雄二写真展」での『映画の中の横浜』をさらに広げて、東京、大坂、京都などを舞台にした作品をチラッと上映し、そこから消えた風景、変わらぬ姿などを見てみようとするものです。
1930年代の小津安二郎作品の横浜に始まり、成瀬巳喜男作品の湘南電鉄、鶴見区矢向、溝口健二作品の大坂西成、豊田四郎作品の佃島と築地川、上野、川島雄三作品の赤坂と銀座、大島渚の川崎駅前、篠田正浩映画の新山下のヨットハーバー、舛田利雄作品の新港ふ頭などなど・・・
それらは、あらためて見る時、新鮮な感慨を私たちに与えてくると思うのです。
お時間のある方は、ぜひ見に来てください。
日時 11月12日日曜日 午後12時
場所 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン5
ゲスト 大高 正大(日本映画監督新人協会会長)