大国は大国が好き

アメリカのトランプ大統領が、アジア歴訪しているが、これでよくわかるのは大国は大国が好きだということである。

日本の安倍晋三首相が、最大限のおもてなしで、忠犬ハチ公ぶりを見せたが、トランプの関心は中国にあったことが証明された。

また、中国も異常なほどの厚遇でトランプを迎えた。

要は、大国は大国が好きだということである。

太平洋戦争前も、日本には昭和天皇をはじめ側近の戸幸一などの親英米派もいて(近衛文麿は反欧米派である)、駐日大使のジョゼフ・グルーなどは、ルーズベルト大統領らを説得していたが、親中国派に敗れた。

これは中国の外交力の強さと上手さの結果である。

だが、アメリカ人は、全体として日本よりも、同じ大国の中国の方が好きだったことの当然の結果である。

今も、そうしたことは続いていると私は思う。

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