橋本忍が亡くなった。100歳。
その業績はいろいろあるだろうが、私は日本映画界に「回想場面」を定着させたことが大きいと思う。
かつての日本映画では、回想場面は使用してはいけないタブーだった。理由は簡単で、見る者が理解できなくなるからだったそうだ。
最初の『羅生門』から代表作の『砂の器』に至るまで、橋本は必ず回想を使っている。回想を使うと多くの場面を省略してドラマの緊張を上げることができるからである。
ご冥福をお祈りしたい。
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