観光バスは大変らしい

先日、鎌倉街道を走る神奈川中央交通の路線バスに乗ったところ、行きも帰りもバスの形状が、普通の路線バス仕様ではなく、観光バス仕様だった。
全席が前向きの椅子で、中央を挟んで2席づつ横に並んでいる。
これは、本来は観光バス用だったものを、そのまま路線バスとして使用しているらしい。
多分、観光バス事業が振るわないので、路線バスに転用しているのだろう。

観光バスは、少子化による学校遠足行事の減少、職場旅行等団体旅行の減少、さらに規制緩和による新規参入業者の増加により、全国的に大変なようだ。

以前、スキーバス専門業者だったバス会社の倒産の経緯を雑誌で読んだことがあるが、実に劇的な利用者の減少だったらしい。
バブル期、映画『私をスキーに連れてって』の頃は、大繁盛だったが、バブル崩壊後、全く振るわず、ついには倒産してしまう。

昔は、神奈川県が神奈川県観光(株)というバス会社を持っていたくらいで、観光バス事業は需要があったのだが、時代は変わったものである。

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