渥美マリ・増村保造映画は『でんきくらげ』『しびれくらげ』の2本を持っていたが、フリマで出ていたので買う。
監督は増村の助監督もした臼坂礼次郎で、主人公・石川由美の性格とストーリーは、『でんきくらげ』と同工。
田舎から出てきた娘が、インチキ・カメラマン(草野大吾)、アングラ劇団、パンマグループ、大金持ちのマザコン息子、広告写真等の都会風俗を遍歴するもの。勿論、売り物は渥美マリの裸(と言っても水着と下着になるだけだが)のみ。
監督の臼坂は、穏当な人柄らしく、一応の水準作だが、際立った個性がない。
大映倒産後は、テレビのプロデューサーになったらしい。
渥美マリの独特の台詞まわしと、今風に言えば「けばい」目のまわりのメークがすごい。
当時は、浅丘ルリ子、加賀まり子など、皆こういうメークだった。
コメント
渥美マリ / 夜のためいき +6 (1970)
2003/08/03 記事
1. ラストダンスは私と 2. 誰もいない海 3. ゆうべの秘密 4. 恋心 5. 真夜中のテラス 6. 時計 7. 可愛い悪魔 8. 爪 9. ベッドで煙草を吸わないで 10. 雨に濡れた慕情 11