柳橋の路地がセットだった。
成瀬巳喜男生誕100年記念映画『記憶の現場』は、先日亡くなった石井輝男監督の最後のインタビューとしてのみ価値のある作品だろう。 ...
成瀬巳喜男生誕100年記念映画『記憶の現場』は、先日亡くなった石井輝男監督の最後のインタビューとしてのみ価値のある作品だろう。 ...
今回の総選挙の動向を決めたのは、無党派層だと言われる。確かにそうだが、無党派層というより、むしろ「政治的無関心層」だったのではないか。 従来...
昔の日本映画を見る喜びの一つに脇役が充実していることがある。東宝の代表的な脇役と言えば、中北千枝子と佐田豊だろう。 中北は、黒澤明...
今回、自民党が大勝した理由は、その中身はともかくとして、郵政反対派を公認せず、「刺客」をはじめ多くの新人を立て、自民党が「小泉新党」に見えた...
映画『放浪記』で、林芙美子の無名時代、木賃宿(渋谷)で警察の臨検を受ける。刑事は、佐野・黄門さま・浅夫。 宿に逃げ込んできた娼婦(黄門さま...
今回の選挙を一言で言えば、「勝組選挙」である。 この10年間、日本経済は、勝組・負組(この本来の意味は、ブラジル日系人社会で、第二次大戦で日...
8月末にも書いたが、今回の小泉自民党の勝利のようなのを英語では、landside victory(地すべり的勝利)と言う。 小選挙区制では、...
『放浪記』を見たので、昔録画してあった成瀬の『妻として女として』を見る。 これは、戦時中に森雅之(現在は大学で建築を教えている)の...
『鶴八鶴次郎』に続き、『放浪記』を見た。年代記もので、森光子の芸術座の芝居の大ヒットを受けた企画と、見てなかったのだが、なかなか良い作品だっ...
朝日新聞の劇評は、扇田昭彦や渡辺保さんが担当していた昔は、極めてレベルが高かったが、今は随分と下がってきたようだ。先日、パルコの『ド...