野村孝監督について

1960年代、日本映画を沢山見ていたとき、ご贔屓の一人が野村孝だった。他に、増村保造、加藤泰、森一生も好きだった。
野村は、宍戸錠主演のハードボイルドの最高傑作『拳銃は俺のパスポート』が代表作だが、小林旭の『さぶ』、裕次郎のムード・アクションの代表作『夜霧のブルース』、吉永小百合の『キューポラのある街』の続編『未成年』など、極めて安定したいい作品を作っていた。
ダイニチ映配時代でも『鮮血の記録』など最後までがんばっていた。

現在はテレビ映画で、土曜日のテレ朝の「サスペンス劇場」では高橋英樹が船長に扮するシリーズをずっと撮っている。
高橋あたりとやっているということは、相当に信頼されているのであろう。
今、77歳のはずだ。まだまだがんばってほしいとひそかに思っている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする