K君と飲む

高校の2年後輩で、演劇班にいたK君と武蔵小杉で飲む。

K君は、小山台高校へ入学して来たとき、すでに「ドストエフスキーは全部読んだよ」という恐るべき少年だった。
だが、私の悪影響で、高校生運動にも参加したが、無事大学に入学し、4年で卒業され、私を見習って川崎市に入った。
主に教育委員会に勤め、今年3月に定年退職された。

娘さん2人も、奥さんのご努力で高学歴を経て、長女は結婚され、次女もアメリカに文学研究のため留学中とのこと。
今は、川崎市の外郭団体に勤務されているが、時節柄なかなか大変とのこと。

川崎市は、阿部市政が続いていて、昨年の選挙では、松沢県知事に子分の立候補も出されたが、無事改選された。
現職は強いと言うか、特に失政がなかったためだろう。
その辺は、さすがに役人出はそつがない。
2期目の「ご乱行」で、横浜市長をやめざるを得なかった中田宏氏とは、少し違うようだ。

それにしても、川崎の武蔵小杉の再開発はすごい。
首都圏で一番活力があるのではないか。
昔、高秀市長が、「今は横浜よりも川崎北部の方が市民所得が高いのだよ」と言っていたことを思い出す。
高秀氏も、意外にも良いところを見ていた、ということだろうか。

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コメント

  1. 洞澤 より:

    Unknown
    心情的には今の神奈川県という単位に非常に愛着がありますが、汎アジアの都市間競争を考えると、横浜・川崎は合併して一つの行政単位になるべきだと思います。ちょうど人口も面積もアジアの代表的都市国家であるシンガポールと同じ規模になりますし。執行できる予算額もかなり大きくなります。このような素人考えは、指田様の官僚的視点から見るとどのように映るでしょうか。

  2. さすらい日乗 より:

    面白い発想ですが
    現状の自治法では出来ないでしょう。
    昔、神奈川県が赤字になったとき、横浜市が合併してあげれば良いのだ、と言い合ったことがあります。
    現行法では、合併は水平方向のみで、垂直方向が出来ません。
    民間企業のように、「小が大を合併する」ようなことが出来れば、面白いとは思いますが。
    神奈川県ではなく、横浜県になると言うのは、いかがでしょうか。

  3. さすらい日乗 より:

    以上は冗談で
    現行法上は、水平方向の合併しか出来ません。
    その理由は、都道府県と市町村では、役割が違うからです。
    では、都道府県の役割とは何か。
    明治時代、一番大きかったのは、国の意思の伝達機能でした。当時は、通信手段が未発達だったので、国の政策、方針を市町村まで伝えるのに都道府県を必要としました。今は、必要ないでしょう。
    ですから、私は原則的には、都道府県の廃止、道州制に賛成です。
    特に、横浜や川崎の中で、県の役割はほとんどありません。昔、「横浜市内の県会議員の仕事は、交通事故の貰い下げだけだ」と言われましたが、今はそれもないでしょう。

  4. 洞澤 より:

    ご教示ありがとうございました
    なるほど、県の位置付けはそういうことだったのですか。であるから知事が官選だったのもうなずけます。中央政府と地方政府の最適な関係は大きな時代の流れの中で考えていかなくてはならない問題という事ですね。そういう意味で、県という単位の代わりに道州制という発想もあってもいいと思いますが、個人的には市町村の合併広域化による代替も考えの一つになると思います。ともあれ、素人考えにコメントをつけていただきありがとうございました。