原発映画

昨年の福島の原発事故以来、原子力発電についての議論が喧しい。
今週も、福井県の大飯原発についての議論がなされている。

日本映画では、この若狭湾にある原子力発電所を題材にした作品がある。
若松孝二監督の『聖母観音大菩薩』である。
伝説の八百比丘尼の生き返りと原発を絡めた映画で、松田瑛子や今や大女優になったらしい浅野温子らがどんどんと裸になるピンク映画である。
大友柳太朗も出ている不思議なキャスティングでもあった。

原発映画といえば、黒木和雄監督の『原子力戦争』もあるが、これは山口小夜子が砂浜をしゃなりしゃなりと歩くだけの無内容な作品であり、若松作品の方が遥かに上である。

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