糖尿病は怖い

俳優の地井武男が亡くなった。
死因は、明らかになっていないが、多分糖尿病だと思う。
今年の初め、急に目が見えなくなったというから、それは糖尿病から来た網膜の損傷だろう。

私が、2001年7月に脳梗塞で倒れて入院した時、同じ病室で糖尿病で脳梗塞を起こし、入院された方がいた。
50歳は越していたと思うが、独身で、お姉さんがお見舞いによく来ていた。
彼は、以前から糖尿病で、治療していたのだが、ある日意識が朦朧とし、倒れられ、脳梗塞と分ったのだそうである。
糖尿病では、血管がひどく傷むこともあり、また血圧が急速に低下して、血液が全身に行き渡らなくなり、脳梗塞や心不全を起こすのだそうだ。

その人は、かなりの期間、意識が朦朧としていて、いきなり電話を友人にするなどと言い出して看護婦を困らせていた。
口のろれつがろくに回らないのだから、電話したとしても、相手は全く言っていることが理解できるわけもないのだが、電話すると言ってきかないのだった。

地井武男の作品では、先日澤田幸弘の『濡れた荒野を走れ』を見たら、主演の悪徳刑事だった。
その他、地井は日活ロマン・ポルノに沢山出ているが、そのことはテレビの芸能ニュースでは触れないようだ。
やはり、まだポルノ作品への出演はタブーなのだろうか。

中では、これはポルノではないが、藤田敏八監督の映画『赤い鳥、逃げた?』で、桃井かおりの父親の内田朝雄の社長の秘書の二枚目ぶりが忘れられない。

ご冥福をお祈りしたい。

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